TRiO KT-2200

TRiO KT-2200 が到着

2015年11月3日、豊橋市の K さんから TRiO KT-2200 の修理依頼品が到着しました。

FM 専用バリコン式高級チューナ です。



KT-2200 の兄弟



状況チェック

  1. 外観

  2. 入手した状態のまま電源 ON してチェックしました

  3. 以下の不具合があります。



カバーを開けてみました

  1. L-03T との比較 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. 使用 IC のロット番号より、この KT-2200 は1982年製と判明しました。 電源ケーブルのマーキングも1982年でした。



修理

  1. ダイヤルスケール板が 1mm 程度下側にずり落ちている

  2. 振動でボソボソ雑音が入ったり、周波数が大きくズレる

  3. 低い周波数で同調ノブを回すと、ボソボソという雑音が入る

  4. [MUTE LEVEL] スライドボリュームを動かすと、ボソボソという雑音が入る

  5. +0.16〜+0.22MHz 程度周波数ズレがある

  6. S メータ、T メータ共、照明ランプが点灯しない



調整

  1. 調整手順

  2. 調整結果

    項目 IF BAND L R 単位
    ステレオセパレーション WIDE 60 62 dB
    ステレオセパレーション NARROW 51 54 dB
    パイロット信号キャリアリーク WIDE -83 -89 dB
    オーディオ出力レベル偏差 (MONO) WIDE 0 +0.04 dB
    REC CAL 信号 WIDE -7.01 -7.09 dB
    445.3 Hz



使ってみました

  1. デザイン

  2. 実際に受信できる周波数範囲

  3. リアパネル

  4. 感度や音質



ドキュメント