smc PENTAX-M 50mm/F1.7

smc PENTAX-M 50mm/F1.7 をゲット!

2014年2月8日、smc PENTAX-M 50mm/F1.7 の中古が 税込204円 でした。 2014年2月10日にリペア完了しました。

付属品は [フロントキャップ 49mm] [東芝 UV フィルタ 49mm] でした。



状況確認

  1. 外観は綺麗です。 汚れはありますが、キズやヘコミはありません。

  2. 焦点リングや絞りリングの動きは正常です。

  3. 残念ながら、レンズに若干カビが出ています。 曇りはありません。

  4. 製造番号は 3426312 でした。



リペア

  1. レンズに若干カビが出ている

    1. 分解して右の写真のようにレンズを全て外しました。

      • レンズを外すのに通常はカニ目レンチを使いますが、使い方が難しく、機構部やレンズにキズを付けてしまうことがあります。

      • 今回は 吸盤オープナー を使いました。 ゴムなのでキズを付ける心配はありません。 100円ショップで売っているイスのゴム脚でも代用できるようです。

      • このレンズの場合、絞り羽根を境にして前レンズ群、後レンズ群に分かれます。

      • 外したレンズ類は外した順に写真のような100円ショップの薬ケースに入れると、組み立て間違いを防止できます。

      • レンズ鏡筒は必要がないので分解していません。

    2. カビ取りには、カビキラーでしょう!!!

      • [レンズをカビキラーで洗浄] → [レンズを水洗い] → [レンズ乾拭き] でカビは綺麗に除去できました。

        • カビキラーは家庭用カビ取り剤ですが、レンズにも使えます。

        • カビキラーがマルチコートを溶かさないか少々心配で電網情報を見てみましたが、皆さん普通に使っており、大丈夫のようです。

        • 洗浄後は必ず水でしっかりカビキラー剤を洗い流します。

      • 今回、簡単にカビが除去できましたが ・・・

        • カビがマルチコートやガラス材まで溶かしているとレンズの復活は無理です。

        • 貼り合わせレンズの接着剤 (バルサムなど) が経年変化して曇りが出ているとレンズの復活は無理です。

    3. レンズのクリーニッグを終えたらホコリ混入と順番に注意して組み上げます。

      • 新しい布手袋をして、洗浄済みのレンズを汚さないよう慎重に作業します。

  2. レンズ鏡筒の汚れ

  3. 右の写真のようにカビが綺麗に取れて新品同様になりました。



仕様その他

  1. ドキュメント

  2. 仕様は以下です