WWWサーバー立ち上げ

WWWサーバーを立ち上げました。 サーバー名は「www.bss.co.jp」です。 WWWサーバープログラムを何にしようか迷いました。 CERNまたはNCSAが一般的なのですが、今回、NCSAから派生し、 現在もっとも人気のある「apache(アパッチ)」にしました。 インストールでの参考情報としては
http://www.y-min.or.jp/~nob/
をかなり参考にしました。 ここのサーバーもFreeBSDだそうです。


<WWWサーバーのインストール>
  1. 「apache」を入手します。http://www/apache.org/ にアクセスして 「apache_1_1_1_tar.gz」をダウンロードします。

  2. ダウンロードしたファイルを /usr/local/ ディレクトリに展開します。 次のコマンドを実行します。
        # tar zxvf apache_1_1_1_tar.gz -C /usr/local
    
  3. /usr/local/apache_1.1.1/ ディレクトリを /usr/local/www/ と名前変更しま す。
        # cd /usr/local
        # mv apache_1.1.1 www
    
  4. Configuration ファイルを作成します。
        # cd /usr/local/www/src
        # cp Configuration.tmpl Configuration
        # vi Configuration
    
            # CFLAG = -O2
            AUX_CFLAG = -m486
            AUX_LIBS = -lcrypt
            Module cookies_module mod_cookies.o
    
    と Configuration ファイルを編集します。

  5. httpd 実行ファイルを作成(コンパイル)し、これを /usr/local/sbin/ ディレクトリにコピーします。
        # cd /usr/local/www/src
        # ./Configure
        # make
        # cp httpd /usr/local/sbin/httpd
    
  6. 各種ディレクトリを作成します。
        # cd /usr/local/www
        # mkdir data
        # mkdir server
        # mv conf server
        # mkdir server/logs
        # mkdir secret
        # chmod 755 cgi-bin
        # chmod 755 data
        # chmod 700 secret
        # chmod 755 server/logs
        # chown root:wheel cgi-bin
        # chown root:wheel data
        # chown root:wheel server
        # chown root:wheel server/logs
        # chown bin:bin server/conf
        # chown nobody:wheel icons
        # chown root:wheel secret
    
  7. /usr/local/www/server/conf/ ディレクトリ上にコンフィグレーション・ ファイルを作成します。
        # cd /usr/local/www/server/conf
        # cp httpd.conf-dist httpd.conf
        # cp srm.conf-dist srm.conf
        # vi httpd.conf
    
            Port 80
            ServerAdmin hkita@bss.co.jp
            ServerRoot /usr/local/www/server
            ServerName www.bss.co.jp
    
    と変更します。WWWサーバーのポート番号は80となります。
        # vi srm.conf
    
            DocumentRoot /usr/local/www/data
            UserDir HomePage
            DirectoryIndex indx.html
    
    と変更します。 http://www.bss.co.jp/ に相当するディレクトリは /usr/local/www/data/ となり、http://www.bss.co.jp/~user/ に相当するディレクトリは /home/user/HomePage/ となります。 どちらも開始ページは index.html となります。
        # vi access.conf
    
            <DIRECTORY /usr/local/www/data>
            </DIRECTORY>
    
    と新規作成します。

  8. WWWサーバー起動用のスクリプトを /usr/local/bin ディレクトリに作成 します。 WWWサーバーはバックグラウンドで動作させます。
        # vi /usr/local/bin/inet.www
            #!/bin/csh
            /usr/local/sbin/httpd -f /usr/local/www/server/conf/httpd.conf &
    
    と新規作成します。
        # chmod 755 /usr/local/bin/inet.www
        # chown root:bin /usr/local/bin/inet.www
    
  9. 念のため一旦システムを再立ち上げします。
        # inet.www
    
    でWWWサーバーが起動します。

<WWWサーバーの動作試験>

ブラウザを持ったクライアントよりアクセスしないと動作確認できません。 WWWサーバーが動作しているかどうかは、telnetよりテストできます。
  # telnet www 80
  Trying 192.168.0.1...
  Connected to ns.bss.co.jp.
  Escape character is '^]'.
  GET
でWWWサーバーより「Bad Request」のタイトルのHTMLテキストが送ら れてきます。