クライアントとの接続試験

イントラネット「おうちネット」のサーバー〜クライアントの動作試験をしました。 FreeBSDのサーバーは既に立ち上がっているので、クライアント側からのテスト をしました。

テストした環境は以下の通りです。私のパソコンPC1には今まで通りTAでISDN に接続しています。
   192.168.0.1    192.168.0.10
  FreeBSDサーバ     PC1-----------TA----DSU-----> ISDN
       |               |
  X----+---------------+----X
  1. NE2000・LANカードをパソコンに実装し、Windows95に認識させ ます。IOA=300〜31Fh,IRQ=10となりました。

  2. (コントロールパネル).(ネットワークの設定)でTCP/IPプロトコルをイ ンストールします。そうすると、ここの表示は
            NE2000 Compatible
            ダイヤルアップアダプタ
            TCP/IP -> NE2000 Compatible
            TCP/IP -> ダイヤルアップアダプタ
    
    となります。これ以外の表示の機能は必要がないので、「削除」します。

  3. 上記表示の(NE2000 Compatible)をダブルクリックします。そうするとTCP/ IPプロトコルの設定メニューが出ます。以下のように設定します。
              [バインド](空白)
              [詳細設定](なし)
            [DNS設定]DNSを使う
                            ホスト:pc1    ドメイン:bss.co.jp
                            DNSサーバの検索順
                              192.168.0.1 を追加
                            ドメインサフィックの検索順
                              (空白)
          [ゲートウェイ](無設定)
          [WINS設定]WINSの解決をしない
          [IPアドレス]IPアドレスを指定
                                IPアドレス:192.168.0.10
                            サブネットマスク:255.255.255.0
    
    このホスト名とドメイン名を何のために設定するのか分からないのです。ともかく 設定しないとこのメニューを完了できないのです。DNSとはホスト名をIPアド レスに変換する仕組みのため、ホスト名とドメイン名(それも自分の)を何故設定 するのでしょうね。「DNS設定」「IPアドレス」設定だけで良いはずなのです が???

  4. HUBでサーバーと接続して、Windows95を立ち上げます。別にいつもと 変わらず立ち上がります。本当にLANが動いているのだろうか???不安になり ます。ともかく実験です。ping コマンドを使って確認してみます。DOS窓より 実行します。
            > ping ns.bss.co.jp
            Pinging ns.bss.co.jp [192.168.0.1] with 32 bytes of data:
    
            Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time=1ms TTL=255
            Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time=1ms TTL=255
            Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time=1ms TTL=255
            Reply from 192.168.0.1: bytes=32 time<10ms TTL=255
    
    動いた。動いた。確かにLAN接続OKのようです。

  5. Telnetの試験
    Windows95のTelnetコマンドを使って ns.bss.co.jp に接続してみ ます。Telnet窓に以下のような表示が出ればOKです。
               FreeBSD (ns.bss.co.jp) (ttyp0)
    
            login: hkita
            Password:XXXXXXXXX
                 :
               (省略)
                 :
            [ns]%
    
    一応ファイル操作等やってみましょう。OKでした。

  6. FTPの試験
    シェアウェアの CuteFTP を使って試してみました。ftp.bss.co.jp を接続ホスト とします。Anonymous,ユーザのどちらのログインも動作OKでした。 実際にファイル転送してみたら500Kバイト/秒以上は出ていました。クライア ントから使用したFTPの速度は感覚的に自分のハードディスク・アクセス速度と 変わりません。すごく高速です。

  7. WWWの試験
    FTPを使って、HTMLデータをPC1から /home/hkita/HomePage/ ディレク トリに転送します。NetScapeを立ち上げ、URLの指定を
    http://www.bss.co.jp/~hkita/
    します。出ました。サンプルとしてセットした「ひろくんのホームページ」データ により、私のホームページが表示されました。恐ろしく速いです。

  8. メールの試験(SMTPとPOPの確認です。)
    NetScapeのメールを使いました。SMTP,POPサーバー指定共、
    mail.bss.co.jp
    とします。事前にこしらえておいたワイフのメールアドレス(ckita@bss.co.jp) にメールを送りました。漢字入りのメールが文字化けもせず届きました。
以上で今回立ち上げた各サーバーはすんなり動いてしまいました。 数10人/サーバー程度なら、何にも高いワークステーションや高い商用UNIX, Windows−NTサーバーなんて全く必要ないと思います。パソコンは20万円く らいだし、FreeBSDなんかCD−ROM2枚組みで2400円です。