夏休み(盆休み)に入り、前から家族から要望が出ていた「スカパ放送をどこの部屋でも見たい。」に応えて、1999年8月20日に工事しました。
夏休みのお工作です。
原理的にはスカパ受信機からのAV信号をトランスミッタ(送信機)で変調をかけUHF15チャンネルの電波に変換し、これを家中のテレビケーブル系統に乗せるというものです。
スカパ放送は当然ですが、各部屋ではUHF15チャンネルで視聴します。
配線図は以下です。
この構成の場合、2分配器がポイントです。
キチンとした2分配器なら混合器としても動作します。
この配線図での2分配器はトランスミッタに対しては混合器、テレビに対しては分配器として動作します。
<配線図>
CATV LINE : 我家には CATV が来ています。
TRM : Telstar TR-35R。AV信号を入力し UHF15chの電波に変換する。
IRD : スカイパーフェクTV!受信機。
Telstar TR-35Rを東京ラジオデパート3Fのトモカ電気(03-3253-6703)で11,000円(定価 29,800円)で買いました。
「マルチ・ビデオ・トランスミッター」と言います。
オーディオはステレオ仕様でAV入力が2系統,AV出力が2系統,RF出力が1系統です。
これが中の基板です。
結構パーツが多くマトモそうです。
金属ケースに入っているのでシールド性も抜群です。
ちょっとゴチャゴチャしていますが、真中の白い四角い箱が「2分配器」です。
この画像はUHFでスカパ放送を受信したものです。
なかなか綺麗に映っています。
(真中の横線はテレビとデジカメのスキャンの同期がとれていないために出たもので、実際のテレビ画面には出ません。)
このトランスミッタはステレオ仕様でPLLクリスタルロック方式なので、「画質が良い。」「色が良い。」「音が良く、バズ音が一切発生しない。」「安定している。」と満足できるものでした。
期待通り大成功でした。
各部屋でスカパ放送が見られるようになりました。
欠点はあります。
2階でゴロ寝でスカパ放送を見ていてチャンネルを切り換えたくなったら、ムクッと起きて1階のスカパ受信機の所まで行ってチャンネル切り換えをして、また2階に戻る...という面倒さです。
今回のお工作の結果、我家ではテレビのリモコンのチャンネルボタンを押すと以下の放送が映るようになっています。(チャンネル表示と実際の受信チャンネルは合っていないチャンネルがあります。)
1:NHK総合
2:スカイパーフェクTV!
3:NHK教育
4:日本テレビ
5:放送大学
6:TBSテレビ
7:お天気放送
8:フジテレビ
9:CATV局オリジナル放送
10:テレビ朝日
11:テレビ埼玉
12:テレビ東京
もうテレビで簡単選局できる12チャンネルは満杯になっています。
今後入れるチャンネルが空いていないのが悩みの種です。
3,5,9あたりを潰してBS放送でも入れるか...と考えています。